
女性の薄毛は遺伝するのか?薄毛の確率も解説!
「薄毛がとても気になって仕方ありません。抜け毛が多く、髪の毛全体のボリュームがなくなってきてショックです。女性の薄毛原因も遺伝なのでしょうか?」
このような、薄毛の悩みにお答えします。
- 本記事の内容
- 女性の薄毛が遺伝する確率とは?
- 女性もAGAになる
- 女性の薄毛の特徴
- 女性の薄毛遺伝子検査
薄毛って、すごく気になりますよね。
薄毛に悩むのは、男性ばかりではありません。
女性にも、薄毛に悩まれている方は大勢いらっしゃいます。
薄毛に悩み、将来を不安に思うと……
心配になってくるのが、薄毛の大きな原因となる「遺伝」です。
男性と同様に女性も、遺伝が原因となって薄毛になることがあります。
今回は女性の薄毛は遺伝するのか?について解説していきましょう。
薄毛に悩まれている女性の方は、ぜひ参考にしてください。
女性の薄毛が遺伝する確率とは?
薄毛原因の多くは、遺伝するといわれています。
とはいえ、薄毛と遺伝の関係については、現在も研究が続けられていて全てが解明されているわけではありません。
現段階で、一つの見解として言われているのが
男性に比べて、女性の方が遺伝による薄毛の発症確率は低いそうです。
どのように、薄毛が遺伝子するのかを、簡単に解説をしていきたいと思います。
まずは男性から解説をして、次に女性の場合を解説しますね。
【男性の場合】薄毛の遺伝
● ← 薄毛の遺伝子です
● 薄毛遺伝子も持っている
○ 薄毛遺伝子を持っていない
父● 母● ⇒ 薄毛は遺伝する
父● 母○ ⇒ 薄毛は遺伝する
父○ 母● ⇒ 薄毛は遺伝する
父○ 母○ ⇒ 薄毛は遺伝しない
父親と母親の片方でも、AGA遺伝子を持っていたら、薄毛が遺伝しやすい。
つまり
男性の場合:薄毛が遺伝する確立は75%
【女性の場合】薄毛の遺伝
● ← 薄毛の遺伝子です
● 薄毛遺伝子も持っている
○ 薄毛遺伝子を持っていない
父● 母● ⇒ 薄毛は遺伝する
父● 母○ ⇒ 薄毛は遺伝しない
父○ 母● ⇒ 薄毛は遺伝しない
父○ 母○ ⇒ 薄毛は遺伝しない
父親と母親の両方が、薄毛遺伝子を持っていると、薄毛が遺伝しやすい。
逆に言うと、親の両方が薄毛遺伝子を持っていない限り、薄毛が遺伝しにくいということになります。
つまり
女性の場合:薄毛が遺伝する確立は25%
女性の方が、男性に比べて50%ほど低いということになります。
けれど、男性ほどではないにせよ、薄毛が遺伝する確率は女性にもあるということです。
女性もAGAになる
男性の薄毛の多くが、AGA(男性型脱毛症)が原因で起こります。
「男性型」なんて言われると
「私たち女性には関係ないの?」
なんて思ってしまいますよね。
けれど、女性の薄毛にも関係があるんです。
女性の薄毛も、男性のAGA同様に、男性ホルモンの影響が原因で引き起こされるからです。
つまり、女性もAGAになります。
男性型脱毛症(AGA)が、女性に引き起こされた場合の薄毛症状を「女性型男性脱毛症(FAGA)」といいます。
FAGAとは「Female Androgenetic Alopecia」の略であり、直訳すると「女性の男性ホルモンによる脱毛症」という意味です。
「女性なのに男性ホルモン?」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、女性の体内にも男性ホルモンはもちろんあります。
女性は特に加齢とともに、体内のホルモンバラスが大きく変化します。
月単単位でもホルモンバランスが乱れてしまうものです。
女性の薄毛(FAGA)の特徴
男性のAGAと、女性のFAGAは薄毛のなり方に違いがあります。
男性のAGAの特徴
- 頭頂部が薄くなる
- M字ハゲ
しかも、 男性のAGAは進行すると完全に毛がなくなっていきます。
女性のFAGAの特徴
- 毛髪が細くなる
- 全体的にボリュームがなくなる
女性の場合は、完全にハゲてしまうことはありません。
頭頂部を中心に、頭髪の全体が薄くなるのが特徴です。
女性特有の脱毛症は「びまん性脱毛症」とも呼ばれているます。
びまん性脱毛症
「頭髪全体のボリュームが減ってきた」
「分け目が目立つようになってきた」
「頭頂部の地肌が透けて見える」
このような症状は、びまん性脱毛症の特徴です。
「びまん」とは「広範囲に広がる」という意味です。
男性のように部分的に薄毛が進行するのではなく、頭皮全体が薄くなります。
全体が徐々に薄くなっていくため、自分で気が付いたときには薄毛がかなり進行しているケースが多いです。
女性の薄毛の遺伝子検査について
ここまで説明してきたように、女性の薄毛にも遺伝的な原因が関係していることがあります。
親からの遺伝によって、薄毛になりやすい体質なのか心配な方も多いと思います。
そんな場合は「薄毛の遺伝子検査」で調べることで悩みを解決するのも良いでしょう。
薄毛の遺伝子検査の方法
- 薄毛治療の専門クリニックで「薄毛に関する遺伝子検査」を受ける。
- 自宅で遺伝子検査キットで調べる。
現在では、薄毛治療のクリニックの数も増え、気軽に受診できるようになりました。
女性専用のFAGAクリニックなどもあります。
また、受診に抵抗のある方であれば、自宅での遺伝子検査キットがおすすめです。
ネットから申し込み、自宅に遺伝子検査キットを郵送してもらいます。
唾液や粘膜を採取して、送り返すことで気軽に遺伝子検査ができるというものです。
女性の薄毛は遺伝するのか?まとめ
以上、女性の薄毛は遺伝するなのか?について、女性が薄毛になる確率や遺伝子検査の方法についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
近年、薄毛に悩む女性の方が急増していると言われています。
薄毛は男性だけの悩みではないんですよね。
色々と薄毛対策をしても、ちっとも薄毛が改善されという方は、薄毛対策の方法が間違っている可能性があります。
遺伝子レベルでの薄毛原因であれば、自宅でシャンプーやマッサージといった対処法をしていても、薄毛の改善は難しい場合があります。
薄毛クリニックなどで、薬の処方を受ける必要があるケースがあるからです。
薄毛の遺伝を心配されている方は、遺伝子検査を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
心配して不安に思っているだけでは、いつまでたっても薄毛は治らないですもんね。
薄毛治療の技術は飛躍的に進歩していて、薄毛が治らない時代は終わろうとしているとまで言われるほどです。
お肌や髪の毛といった美容に関しては、前向きに行動してケアすることで、身体はしっかりと応えてくれますから。