脂漏性皮膚炎が湯シャンで悪化!もみあげかゆいしフケ大量発生!【実体験】
私自身、頭皮の脂漏性皮膚炎には、長い間悩まされました。
今回の記事は「頭皮の脂漏性皮膚炎」を対策した方法にフォーカスして書いていきます。
それでは、私がどのように、脂漏性皮膚炎の大きいフケやかゆみの症状をおさえていったかを紹介したいと思います。
脂漏性皮膚炎の大量のフケや、かゆみを対策した方法【湯シャンは悪化する】
頭皮の脂漏性皮膚炎は本当に辛いですよね。
私も大きい大量のフケと、強いかゆみに悩まされました。
もみあげ、かゆい…
かゆみって我慢するのが本当に難しいです。
ついポリポリと頭皮を掻いてしまう。
すると、皮がポロポロと剥がれて、大きい大量のフケのようになる。
通常のフケよりも大きいので、すごく目立ちます。
外出するときは、他人からの目線がとても気になりました。
とにかく早く対策したくて、色々な方法を試した結果たどり着いた私の対策方法です。
2つのステップで「頭皮の環境を見直し」ていく方法をとりました。
- 「徹底的に頭皮洗浄」をして清潔に保つ
- 「頭皮環境を見直し」て菌の繁殖を防ぐ
それぞれ詳しく説明していきたいとおもいます。
1.「徹底的に頭皮洗浄」をして清潔に保つ【湯シャンは悪化する】
脂漏性皮膚炎の症状が悪化していた当初は、できるだけ優しくケアすることを心がけていました。
頭皮の所々に炎症がおきているので、人工的なシャンプーは良くないと考えていたんですね。
お湯だけで洗髪する、いわゆる湯シャンをしていたんです。
けれど、湯シャンを続けていても良い結果は出ませんでした。
一向に頭皮の状態は対策されることはなく、逆に頭皮の症状は悪化していくばかりでした。
頭皮全体のかゆみは、かなり強く我慢できないほどです。
症状がひどかった生え際の肌は、どんどんボロボロになっていきました。
軽く爪でカリカリとするだけで、かさぶたのような皮膚が大量に剥がれ落ちていきます。
頭皮全体に「皮脂汚れ」と「かさぶたのような皮膚」が、どんどん堆積していく感じでした。
今のままでは、頭皮の状態は対策できないと考え、これまでとは違うやり方をすることを決意します。
頭皮を徹底洗浄する方法に切り替える【湯シャンは悪化する】
脂漏性皮膚炎の原因と考えられているのが、マセラチア菌というカビの異常繁殖です。
まずは、この菌が繁殖する最悪な頭皮環境を、徹底的に洗浄する必要があると考えました。
部屋の掃除で例えるなら、徹底的な年末の大掃除です。
洗浄を繰り返すことで、菌の繁殖を防ぐことが先決だと思ったんです。
そのためには、これまでのような湯シャンでは不十分です。
頭皮を徹底洗浄するには、シャンプーの使用を再開する必要があります。
シャンプーは「髪ではなく、頭皮の洗浄に特化した」ものを選びました。
最近のシャンプーは、スカルプ(頭皮)ケアを目的としたシャンプーが人気ですよね。
有名メーカーの様々なスカルプシャンプーを試したんですが、なかなか納得のいくシャンプーがありません。
理由として考えたのが「女性用だと、どうしても美容的な成分が配合されてしまっているからでは?」
何かぬめりのようなものが、頭皮や髪に残る感じがしてしまうんですよね。
カビの栄養になって、菌が繁殖する原因の可能性となる余分なものは残したくありませんでした。
そこで次に試したのが、男性用のスカルプシャンプーです。
これには、手応えを感じたんです。
髪の毛や頭皮に残る感じが少なく、洗い上がりの頭皮が良い感じです。
頭皮洗浄のために選んだシャンプーとブラシ【湯シャンは悪化する】
色々と試した中で気に入って使い続けているのが、ライオンの「PRO TEC 頭皮ストレッチシャンプー」
ジェル状のシャンプーなんですが、泡立ちもよくて、流し終えたあとの頭皮のスッキリ感が気持ち良いんです。
しっかり頭皮を洗ったな!という満足があって、頭皮を長い時間、清潔な状態に保てます。
脂漏性皮膚炎だと、シャンプーしてもすぐに頭皮のかゆみを感じてしまいますよね。
このシャンプーに切り替えてから、あきらかに頭皮のかゆみが軽減しました。
しっかりと頭皮を洗うことの有効性を満足しましたね。
私は徹底的に頭皮を洗いたかったので、「PRO TEC 頭皮クレンジングブラシ」も使って洗浄しています。
女性の方の中には、爪を伸ばしていて、頭皮をしっかりと洗えないケースがあるかとおもいます。
そんな方に、頭皮ブラシは特におすすめです。
ガッシガッシ洗えますから!
頭皮ブラシを選ぶときは、マッサージ用の商品ではなく、毛先がブラシ状になっているものを選んでください。
目的は頭皮に溜まった皮脂汚れを、根こそぎ取り除くことです。
それまで頭皮のかゆみを我慢していたので、頭皮ブラシで洗うのが本当に気持ちが良かったです。
堆積していた、かさぶたのような硬くなった頭皮の皮膚を根こそぎ落としていきました。
特に皮膚のゴワつきがひどかった、生え際は入念にブラッシングしていきます。
小刻みにシャカシャカシャカと。
おでこの生え際から、もみあげ。
そして、耳のふちに移動して、最後にうなじの生え際を洗い上げます。
脂漏性皮膚炎の症状が特にひどい生え際を、徹底的に洗浄しましたね。
あとは頭皮の全体をブラッシングしていきます。
古くなって堆積した皮膚を徹底的に落としきることを意識しました。
2.「頭皮環境を見直し」て菌の繁殖を防ぐ【湯シャンは悪化する】
頭皮を徹底洗浄した次は、菌が繁殖しない環境を作ることが大切だと思いました。
次に取り組んだのが、菌が嫌う頭皮の環境作りです。
そのために探したのが、脂漏性皮膚炎専用のシャンプーでした。
やはり除菌には、菌に対する有効成分が効果的です。
脂漏性皮膚炎に有効な成分が配合されたシャンプーがいくつか販売されています。
脂漏性皮膚炎専用のシャンプーで頭皮のフケ・かゆみ・赤みをおさえる
私が気に入って使っているのが『KADASON(カダソン)薬用スカルプシャンプー』
刺激が少なく、洗ったあとのかゆみが軽減するなど、私の頭皮に合っていました。
・1回目のシャンプーでは、ブラシを使って徹底的に頭皮を洗いました。
・2回目の脂漏性皮膚炎専用のシャンプーではブラシは使いません。
手に取ったら、頭皮全体にのばして、指のお腹を使って優しく揉みこんでいきます。
頭皮を洗うというより、成分を浸透させていくイメージです。
成分を頭皮全体に行き渡らせたいので、少し時間をかけて丁寧に揉みこみます。
最後は、洗い残しがないように、しっかりとお湯ですすいで終了です。
2回のシャンプーで「脂漏性皮膚炎の大量のフケやかゆみがおさえるられるように」
私はこの2種類のシャンプーを使った、2回の頭皮洗浄を徹底して毎日おこないました。
ブラシを使った強引な方法ではあるので、やり始めた時は頭皮を傷付けてしまってはいましたね。
シャンプーをおえたあとは、頭皮がヒリヒリとしていました。
数日続けていくうちに、頭皮の状態がよくなっていくのを満足しました。
まず、かゆみが軽減されていったのが嬉しかったです。
日中に頭皮のかゆみがないと、日常生活が本当に楽になります。
そして、フケの量が大幅に軽減されていきました。
脂漏性皮膚炎の症状がひどい時には、すぐに肩に白い粉が付いてしまい恥ずかしかったです。
頭皮環境が対策されていくと、しだいに肩につくフケが気にならなくなっていきます。
他人からの目線に対して神経質になることもなくなりました。
毎日、頭皮に堆積した皮膚をしっかりと落とすことが、私には良い結果となりました。
徹底洗浄でリセットした頭皮に、脂漏性皮膚炎に有効な成分を浸透させることで、菌の増殖を抑えることができたんだと思います。
脂漏性皮膚炎が対策されたいまでも、頭皮を清潔に保つことはかなり意識しています。
頭皮の「皮脂を取り過ぎ」は良くないのでは?
頭皮の脂漏性皮膚炎をケアするための方法は色々と調べました。
その中に「頭皮の皮脂を取りすぎるのは良くない」といった意見をよく見かけたんです。
理由としては、頭皮が極度に乾燥してしまうから。
そのため「自分の皮脂量に適した洗浄を心がけましょう!」なんて説明されています。
言っていることは分かります。
一読しただけでは納得してしまうほど、正しいことが説明されているようにも思えます。
しかし、脂漏性皮膚炎になった経験のある私から言わせてもらうと
「自分の頭皮の皮脂量に合わせて洗浄するなんて無理!(笑)」
そんな器用な調整をしながら、私は頭皮を洗うことができません。
だって、自分の頭皮の皮脂量なんて分かりません。
季節や日によって変わるでしょうし、何と言っても皮脂量に適切な洗浄の基準が分からない。
「今日の皮脂量がこれくらいだから、シャンプーの量はこれくらいだな」
「今日のシャンプーの時間はこれくらいが良いだろう」
いや、こんなの無理です!(笑) できるわけありません。
逆に、皮脂の取り過ぎを意識するばかりに悪い結果になりかねません。
私は、洗い方が不十分になることで、頭皮環境が悪化してしまうことの方が避けたかったです。
そのため、私が選んだ方法は「完全に頭皮をリセット」すること!
古い皮脂を残してしまうことで、菌が繁殖するような環境を一切作らないことに専念しました。
頭皮の乾燥対策に関しては、お風呂上りにいくらでもできます。
余分な成分が入っていない、敏感肌用の化粧水を頭皮につけてあげれば保湿ができます。
【脂漏性皮膚炎が湯シャンで悪化】もみあげかゆいしフケ大量発生まとめ
脂漏性皮膚炎は繰り返しやすい疾患です。
主な原因は、マセラチア菌とされていますが、詳細はいまだ明確には分かってはいません。
マセラチア菌は常在菌で、誰の肌にも存在しています。
感染したから、脂漏性皮膚炎になったというわけではないんです。
常在菌であるマセラチア菌がなぜ大量繁殖してしまうのか?
遺伝的要因・環境的要因・精神的要因など、様々な要因が絡みあった多因子疾患のため特定が難しいんですね。
実際に脂漏性皮膚炎になってみて、原因特定の難しさは満足しました。
私が脂漏性皮膚炎になった原因は、頭皮環境の悪化だと考えています。
入院という、はっきりとした環境変化。
そして、頭皮洗浄の方法を変えたという、分かりやすいヘアケアの変更がありました。
それまで使用していたシャンプーの使用をやめて、お湯だけの洗髪に変えたんですね。
界面活性剤が頭皮や髪に悪いとは聞いていたので、入院を良い機会と考え「何も使わない美容法」を試してみたんです。
洗髪方法を極端に変えたのが悪かったんだと、いまは反省しています。
急激に頭皮環境が悪化したことに加えて、入院によるストレスも重なりました。
マセラチア菌が大量繁殖してしまう環境が、そろってしまったんでしょう。
頭皮が強いかゆみに襲われ、生え際のいたるところの皮膚がボロボロになりました。
脂漏性皮膚炎を対策しようと、自分なりのアプローチを色々と試しました。
そして良い結果が出たのが、今回紹介している方法です。
入院をきっかけに悪化した頭皮環境を、以前のような健康な頭皮環境になること!
このことを意識してたどり着いた方法です。
いまは頭皮に脂漏性皮膚炎の症状も出ずフケ・かゆみ・赤みをおさえることができた状態になりました。
とはいえ、かゆみやフケにはとても敏感ですね。
また再発しないかと警戒はしています。
そのため、2回のシャンプー方法は継続しています。
何より、ブラシを使った頭皮洗浄が気持ち良くて気に入ったのもありますが。
これから先も脂漏性皮膚炎とは付き合っていかなければならないと思います。
しかし、脂漏性皮膚炎になったことで、以前よりも頭皮や肌に対するケアの意識が強くなりました。
そのため、髪や肌は前よりも綺麗になったほどです。
悪いことばかりではなかったと、いまでは思えるようになりました。
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