
化粧水不要論は嘘なのか?ガッテン塗りの効果を解説します
「化粧水はお肌に浸透しないどころか、使えば使うほど乾燥肌になると聞きました。実際のところ化粧水不要論は本当なのでしょうか?」
このような、化粧水不要論は嘘なのか?
実際の効果とは?
について、美容のプロ目線でお答えします。
- 本記事の内容
- 実際に試してみた化粧水不要論「ガッテン塗り」の方法
- 2週間ほど化粧水不要論「ガッテン塗り」を実践してみた効果と感想
- 「ガッテン塗り」メリット・デメリット
- 化粧水不要論は万人に合うスキンケアではない
化粧水不要論が話題のきっかけとなったのがNHK「試してガッテン」です。
番組内では、高級化粧品を使っている女性よりも、安いクリームだけを使用している女性の方が、なんとお肌の水分量が高い!なんてことが判明してネット上でも話題となりました。
とてもシンプルなスキンケアで「ガッテン塗り」なんて呼ばれていますよね。
簡単かつコスパにも優れているので、とても魅力的に感じられるのは無理はありません。
私自身、シンプルスキンケアに関しては大賛成の立場です。
しかし、化粧水不要論まで極端なスキンケアは、正直おすすめできません。
まずは、実際に私自身が試した経験からお話をしますね。
実際に試してみた化粧水不要論「ガッテン塗り」の方法
私は日頃から、化粧品をあれこれ塗りたくらない「シンプルなスキンケア」を心がけています。
普段のスキンケア
洗顔あとに
- 化粧水
- 乳液
- 乾燥する時期はオイル
肌力をあげたいので、美容液やクリームの日常使いはしません。
時々、お肌へのご馳走のような意味合いで使用します。
見ての通り普段から、平均的なスキンケアに比べてシンプルではあります。
今回、実際に試した化粧水不要論「ガッテン塗り」にスキンケアがこちら
試してみた化粧水不要論「ガッテン塗り」
洗顔あとに、水滴がついたままの状態で
- ニベアクリームのみ
使用したクリームは、通称「ニベアの青缶」と呼ばれているニベアクリームです。
とてもシンプルなスキンケアですよね。
しかし、シンプルすぎるケアにも、守るべきポイントが2つあります。
「ガッテン塗り」2つのポイント
- 朝と晩の2回行うこと
- 洗顔あとに水滴がついたままクリームを塗ること
洗顔あとにすぐクリームを塗る目的は、お肌から水分の蒸発をなくすためですね。
つい癖で、タオルで顔を拭いてしまいそうになるので注意が必要でした。
2週間ほど化粧水不要論「ガッテン塗り」を実践してみた効果と感想
まず結論から言いますね。
私には合わないスキンケア方法でした。
この結論に至った原因は2つあります。
- 元々わたしがシンプルなスキンケアだった
- ニベアクリームの直塗りが肌に合わなかった
元々、多くの化粧品を使わないので、特別な効果を実感できませんでした。
しかも、クリームのみの付け心地が気持ちの良いものではなかったんですね。
やはり、スキンケアにおいて、お肌の気持ち良さというのは大切ですから。
1週間ほどしてからでしょうか。
クリームの直塗りをすると、お肌表面が少しヒリヒリするのを感じ始めました。
加えて実感したのが、お肌がくもりがちになったことです。
お肌のトーンが落ちて、くすみが気になりましたね。
人によっては使用するクリームの油分が合わずにニキビが出る場合もあるそうです。
「私のお肌に合っていないんだな」
と判断して、2週間ほど実験的に試してみましたが「継続はしない!」と判断しました。
「ガッテン塗り」メリット・デメリット
実際に試してみた私の独断になってしまうのですが
「ガッテン塗り」メリット
- スキンケアの時間短縮
- 圧倒的なコスパ
- 人によっては、過剰なケアをシンプルにすることによるお肌への負担を軽減
「ガッテン塗り」デメリット
- 肌に合わないとニキビができやすくなる
- 肌がくすみがちになる
- 保湿のみのケアになってしまう
私としては、元々のシンプルなスキンケアから切り替えるほどのメリットを感じませんでした。
デメリットの方が上回ってしまった結果でしたね。
化粧水不要論は万人に合うスキンケアではない
すべての美容法に言えることではあるんですが。
化粧水不要論は、万人に合うスキンケアはない!
これが化粧水不要論に対する、私の結論になります。
極端なスキンケアに関しては、人を選びますよね。
みなさんも、テレビや雑誌で話題になった美容法を試してみて失敗された経験があるのではないでしょうか?
今回取り上げている化粧水不要論の発端となる考え方が2つあります。
- 化粧水は表皮より下に浸透しない
- 蒸発することで肌の乾燥原因となる
つまり、化粧水を使えば使うほど、乾燥肌になってしまうという考え方なんですね。
この考え方は、すべて正解という訳ではありません。
「美容業界あるある」なんですが、実は化粧水不要論争は繰り返しおこっているんですね。
専門家でも意見が分かれ、しかも結論がの出ない論争です。
化粧水は確かにお肌の表皮より下に浸透するのは難しい。
だからと言って、無意味なものかというと、そうではないからです。
化粧水がお肌の深くまで浸透しないから無意味という訳ではありません。
化粧水の大事な役割
- お肌のキメを整える
- 次のアイテムの浸透を高めるための肌の準備
化粧水によって肌全体を湿らせることができ、潤いを与えます。
お肌のキメを整えることで、次に使用する乳液など浸透を高めてくれるんですね。
化粧水単体の美容効果というよりは、むしろ、次に使う乳液や美容液の準備として、肌を整える役割のほうが大きいです。
つまり「表皮より下に浸透しないから無意味」という考え方自体、論点がズレているんです。
化粧水には、スキンケアにおいて、大切な役割がしっかりとあります。
私も2週間ほど化粧水不要論のケアをして実感したのが
クリームがお肌の上にただ塗られただけ
という感覚でした。
やはり化粧水は必要なんだなと、再認識させられましたね。
化粧水不要論は嘘なのか?まとめ
以上、化粧水不要論は嘘なのか?について、試してガッテン塗りを実際にやってみた効果と感想をご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
私自身が実際に、2週間ほど化粧水不要論「ガッテン塗り」を実践してみた上での結論は
- 私の肌には「ガッテン塗り」は合わなかった
- 改めて化粧水の必要性を再認識した
とはいえ、試してガッテンで放送された内容が、すべて嘘と言いたいわけではありません。
短い期間に実践するのであれば、一つの美容法としてアリだと思います。
ただ、長期間続けるのは、お肌の問題がおこるリスクがある美容法だと考えます。
試してみる価値のある方はどんな人かと聞かれたら
多くの化粧品に依存してしまっている方
とお答えしますね。
化粧品はつけ過ぎもまた逆効果になってしまうものです。
栄養過多になって肌力が落ちてしまったり、多くの成分による刺激でお肌を痛めてしまうこともあります。
そこで、一度お肌をリセットする意味でも、化粧品をシンプルにするのはアリな美容法です。
極端な肌断食はおすすめできませんが、肌力を回復させる目的で、シンプルスキンケアを取り入れて見てはいかがでしょうか。
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