化粧水を角質層まで浸透させる3つのポイント
- 化粧水が肌に入っていく感じがしない・・・
- 化粧水が浸透しない原因って何?
- 角質層まで浸透させる方法はあるの?
毎日のスキンケアで使用している化粧水や美容液。
角質層までしっかり浸透しないで、悩んでいませんか?
「肌の上につけても、ベタベタするだけ」
「肌に入っていく感じがしない」
このような「つけ心地」を感じていたら要注意!
浸透の満足がないということは、美容効果は期待できません。
「えっ!高いお金を出して買っているのに・・・」
そんなもったいない事にならないように!
理想とするのは
「お肌にスーっとお肌に入り込んでいく感覚」ですよね。
せっかく毎日のスキンケアで使う化粧水。
美容効果をたくさん満足できるように、しっかり浸透させましょう。
今回は、化粧水を角質層まで浸透させるためのポイントをご紹介していきます。
化粧水を角質層まで浸透させる3つのポイント
化粧水を角質層まで浸透させるには、ある条件をクリアする必要があります。
それは「肌のバリア機能を通過する」ことです。
肌につけても、ペタペタするだけだったり
入っていく感じがしない理由は、肌のバリア機能によって弾かれているからなんですね。
つまり、邪魔をしてくる肌のバリアを通過できれば、しっかりと肌の奥まで浸透させることができるわけです。
肌のバリア機能を通過するための、3つのポイントをご紹介します。
肌の奥まで化粧水が浸透するための3つのポイント
- 1.化粧水の成分の「分子量が小さい」
- 2.化粧水の成分の「濃度が高い」
- 3.肌が「潤った状態」
以上を満たすことで、肌の奥まで浸透するようになります。
最近の化粧水の開発技術はとても進歩しています。
成分をナノ化(分子量を小さく)した商品も多く販売されています。
また、高濃度に配合する技術も進んでいて、以前では不可能だった濃度を凝縮できるようになりました。
化粧水を真皮まで浸透させたいなら「分子量が小さく」そして「高濃度」の商品を選んでください。
加えて大切なポイントとなってくるのが、お肌の状態なんですね。
浸透することのできる化粧水選びと同じくらい大切なこと。
それが、つける側の肌の状態なんです。
化粧水が角質層まで浸透する肌の状態とは?
角質層までしっかり浸透する化粧品の条件はわかりました。
それと同じくらい大事な条件が「肌の状態」です。
たとえ同じ化粧水でも「肌の状態で浸透力が変わる」んです。
せっかくの化粧水の成分、できるだけ肌の奥まで浸透させて効かせたいですよね。
化粧水の成分が「お肌にもっとも浸透しやすい状態」はいつだと思いますか?
それは浸透力が最も高まるのは「肌が潤っている時」なんです。
肌は潤いのある状態の時ほど、吸収が良くなります。
化粧水の成分の浸透力がアップするんですね。
乾いている方が、ぐんぐん吸収するイメージがあるかと思います。
しかし、実際は潤っていることで、より水分を奥まで浸透させることができるんです。
化粧水は「乾燥したら」使う。
このような使いかただと、いつまでたっても納得のいく浸透効果を得られません。
肌の乾燥状態を作らないことが大事なんですね。
- 洗顔による乾燥を避ける
- こまめな保湿で肌を乾燥させない
以上のことを意識することで、常に化粧水が肌の奥まで浸透する状態を保てるんです。
「乾燥したらつける」から「乾燥させない状態を保つ」
このような化粧水の使い方をしていってください。
美容成分が配合された洗顔料はおすすめ?
化粧水や美容液だけに関わらず、色々な化粧品に美容成分は配合されていますよね。
その中でも気になるのが「洗顔料」
市販の洗顔料の中には、美容成分配合をウリにしたものがありますよね。
「洗い流すのに、効果はあるの?」
なんて疑問に思ったことはありませんか。
実は、そんな心配は無用なんです。
●美容成分が配合された洗顔料はオススメ
洗顔時というのは、当然お肌が濡れていますよね。
潤った状態なんです。
つまり、洗顔料の美容成分でケアしやすいんですね。
洗顔は短時間とはいえ、美容成分でケアするチャンスの時間!
美容成分配合の洗顔料はオススメできる商品なんです。
洗顔料を選ぶ際には、ただ汚れを落とすという目的だけで勿体無い。
肌に良い美容成分が配合されたものを選ぶのもポイントですよ!
【疑問】化粧水は本当に肌の奥まで浸透しているのか?
「化粧水の成分は、肌の奥(真皮層)まで浸透して届くのか?」
この疑問に関しては、これまでも様々な議論がされてきました。
現在に至るまで、どのような議論がされてきたのかを確認してみましょう。
【以前の考え方】化粧水はお肌の真皮層まで届く
以前は、化粧水が真皮層まで届くと思われていた時期があります。
つまり「化粧水の成分は真皮層まで浸透する」と一部で考えられていたんですね。
しかし私たちの肌には、バリア機能があります。
人間の身体というのは、バリア機能によって「不要な物」は通しません。
それではなぜ?
「化粧水の成分は真皮層まで浸透する」などの間違った考えが生まれたのでしょうか。
それは、お肌がもつ一つの機能に由来します。
私たちの肌は不思議なもので「必要な物」は取り入れる機能があるとされています。
●肌には驚くべき機能がある
肌は必要な物と、不要なものを、取捨選択する機能が備わっている。
このような考えから、化粧水に含まれる美容成分は肌に必要なもの。
そのため、バリア機能を通過できるという考えを主張する人もいました。
しかし、お肌の表面から、化粧水などの成分が、真皮まで成分が浸透するわけではありません。
肌のバリア機能を通過するための条件が、一般的に市販されている化粧品にはないからです。
【現在の考え方】化粧水の成分は真皮の手前でブロックされる
現在は「角質層の上層部までは、化粧水の成分が浸透する」と考えられています。
つまり「肌の奥にある真皮までは浸透しない」という考えが一般的です。
この考えには、きちんと理由があります。
その理由とは「お肌にはバリア機能」があるためです。
人間の皮膚は、体内に有害な物質が入らないように、ブロックする機能が備わっています。
●お肌のバリア機能の例
洗顔料の洗浄成分を考えると理解しやすいです。
洗顔の時に、洗顔料を毎日使用しているかと思います。
その洗浄成分は、お肌の中に浸透しませんよね?
それは、肌のバリア機能がブロックしているためです。
この考えは、洗顔料の成分だけというわけにはいきませんよね。
当然、化粧水の成分でも同じことが考えられるわけです。
「洗浄成分がブロックされるなら、化粧水の成分は?」
バリア機能が働いて、化粧水の成分もブロックされて浸透しないのではないか!?
このような理論で「美容成分の浸透は難しい」とされています。
化粧水を肌の上に塗っただけでは、真皮層まで浸透しない。
イオン導入などの特別な方法でもしない限り、角質層のバリア機能を超えることはできない。
つまり、肌の奥にある真皮まで「化粧水の成分は浸透しない」という結論です。
そのため、一般的に市販されている化粧水などのスキンケア用品を使うさいに意識するポイントは
どれだけ角質層の隅々までしっかり浸透させるかです。
化粧水を角質層まで浸透させるまとめ
以上、化粧水を浸透させるには?について、角質層まで浸透させる3つの条件をご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
化粧水や美容液の成分が、本当に浸透しているのかどうか?
この疑問はケアされたと思います。
疑いを持ったまま、使い続けるのも嫌ですもんね。
美容成分は、角質層にしっかり届いている!
この事実が分かれば、毎日のスキンケアも頑張れます。
最後にまとめとして
角質層まで美容成分を浸透させたいなら?
- 美容成分の分子量が小さい商品を選ぶ
- 美容成分の濃度が高い商品を選ぶ
- 肌が潤った状態の時に使う
この3つをポイントにしてください。
お肌はお手入れをすれば、しっかりと応えてくれます。
毎日の少しの積み重ねで、キレイな肌を目指しましょう!
ところで、化粧水のつける量を気にしたことはありますか?
けっこういい加減に、適当な量をつけがち。
化粧水の効果を最大限に満足するためには、知っておきたいポイントです。
「化粧水のつける適量とは?効果的な使用量とつけ方のコツ」の記事内で、詳しく解説をしています。
より効果的なスキンケアを実践するために、化粧水の適量を知っておくのも大切なことです。
化粧水の適量や、効果的なつけ方に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
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