日焼けで肌が老化するのは、嘘じゃなかった!
- 日焼けが、シミ・シワ・ハリ不足といった肌老化の原因なの?
- 肌が老化する原因の8割が日焼けによるって嘘でしょ!?
- 少しでも日焼けすると、肌の老化が進行するって本当?
習慣的に日焼けをしている方は要注意!
日焼けは、肌の老化を加速させてしまいます。
その理由は、日焼けが、シミ・シワ・ハリ不足といった肌老化の原因となるからです。
日焼けよる老化を「光老化」と言います。
光老化は、肌老化の原因の、なんと8割もの大部分をしめるんです。
「嘘でしょ!?そんなに肌を老化させるの!」
と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。
つまり、自然な老化はたったの2割
お肌を老化させる原因のほとんどが「日焼けによる光老化」なんですね。
今回は、日焼けによる肌老化の危険性についてご紹介します。
日焼けによる肌の老化は嘘じゃない!知っておくべき3つのこと
日光を浴びることは、健康的な習慣に感じますよね。
以前は、生まれた赤ちゃんに日光浴が推奨されていました。
しかし、1998年に母子健康手帳から「日光浴」の記述がなくなります。
その理由は、日光浴による紫外線の有害性が分かってきたためです。
日光を浴びるとういことは、紫外線が肌に降り注いでいるということ。
この危険性を忘れてはいけません。
トラック運転手の方が、顔半分の肌老化のスピードは早いのは有名な話です。
トラックの窓から差し込む紫外線によって、顔の半分を長年日焼けしてしまった結果です。
美肌を目指すのであれば、日焼けは大敵なんです。
日焼けによる光老化が肌に与える危険性について知っておきましょう。
1.シミ・シワ・ハリ不足原因の8割が日焼けよる「光老化」
光老化とは、日焼けの影響によって引き起こされる老化のことです。
肌の老化には大きく分けて2種類あります。
- 加齢による「自然老化」
- 日焼けによる「光老化」
驚くべきことは、肌の老化に関して、自然老化はそのうちたった20%。
そして、光老化はなんと8割もの大部分を占めているんです。
つまり、肌が老化する原因の多くは日焼けによるものなんですね。
光老化の症状とは?
光老化はそれまでに蓄積された紫外線量によって症状があらわれてきます。
症状が出てくるのは個人差がありますが、20代後半からです。
- 目立ってくる顔のシミ
- 消えない深いシワ
- 肌のくすみ
- 皮膚のハリ不足
- 肌のゴワつきやザラつき
紫外線をほとんど浴びない、ももの内側の肌には見られない症状ですよね。
ももの内側が、加齢による自然老化のみの状態。
それに対して、顔は光老化が加わった状態ということです。
自分の肌で、その差を比べてみると一目瞭然。
それほどまでに、紫外線による光老化のスピードは早いんです。
日焼けが肌にどれだけの悪影響があるのかが分かります。
高齢者の方でも、紫外線を浴びないももの内側の肌はツヤツヤしくて柔らかなキレイな状態です。
しわに関しても、小じわのような浅いしわはありますが、深いシワは見られません。
いつまでもキレイな肌を保ちたいのであれば「自然老化」に「光老化」を上乗せしないこと!
光老化を防ぐことで、80%もの老化をおさえることができるんです。
2.日焼けによる光老化の危険性が高まる時間とは?
日光をどれだけの時間浴びると、光老化の危険性が高まるのでしょうか?
その疑問に答えるには、紫外線の影響が「蓄積型」ということが重要となります。
● 紫外線に関するよくある勘違い
・1度に10分以上、紫外線を浴びるとシミになる。
・休憩をとって日光浴をしたからシミは大丈夫。
こういったことではないんですね。
1度に浴びる紫外線量が問題ではなく、蓄積されていくのが問題なんです。
紫外線の影響が蓄積された結果、肌にシミ・しわ・ハリ不足といった肌老化となってあらわれるということ。
つまり、回答としては「紫外線を受けた瞬間、光老化の危険性は高まる」ということです。
長年、日焼けをしてきた顔の皮膚と、日焼けをほとんどしない腕の内側を比べてみてください。
シミやしわがなくキレイな肌はどちらでしょうか?
腕の内側の肌は、ツヤツヤしくシミやしわのない肌ですよね。
その肌の差は、これまでの蓄積されてきた紫外線量が大きく影響しています。
日焼けによる光老化の危険性とは、時間ではなく「紫外線を浴びた時点」で高まっているということです。
3.肌の老化は「室内」でも進行する危険性がある
日焼けというと屋外をイメージしがちです。
そのため、外出するときは日焼け対策は気にしますよね。
それでは、室内での紫外線対策は大丈夫でしょうか?
「えっ!室内なら日焼けは関係ないでしょ」
なんて思われていたら、油断大敵です。
紫外線は、窓ガラスはもちろん、カーテンも通り越して、室内にも降り注いでいます。
光老化は、室内でも決して安心できるわけではないんですね。
晴れの日の屋外での紫外線量を100とします。
屋内での紫外線量は10です。
約10%もの紫外線量が入り込んでいるんですね。
この紫外線量を少ないと感じたなら、大きな間違いです。
肌老化に影響を及ぼすには十分な紫外線量となります。
たとえ室内にいたとしても、窓際での紫外線量は甘くみてはいけません。
部屋にいるときの定位置ってありますよね。
くつろぎやすくお気にりいの場所。
たとえばソファーなどです。
もし、お気に入りの場所が窓際の場合は注意が必要!
1日にかなりの紫外線量を浴びていることになります。
家具の配置を変更するか、紫外線カット効果のあるカーテンにするなどをおすすめします。
【日焼けによる肌老化を防止!】紫外線量の「多い時期と時間帯」を知る!
日焼けによる肌老化を防止するためには、紫外線量に関して知っておくことが大切です。
紫外線が多い時期
1年のうち、紫外線の降り注ぐ量は4月から急激に増え、8月までがピークとなります。
4月から8月は紫外線が特に多いと覚えておきましょう。
紫外線が多い時間帯
1日の紫外線量が最も多いのが12時です。
そのため前後2時間の、10時〜14時までがピークとなります。
雨や曇りの日の紫外線
紫外線対策が必要なのは、晴れた日だけではありません。
・雨の日の紫外線量:30%
・曇りの日の紫外線量:60%
これほど多くの紫外線量が降り注いでいます。
雨の日は傘をさしているため、かなりの紫外線量は防げます。
しかし、注意が必要なのが曇りの日です。
曇っていて日差しがないので、つい油断してしまうんですよね。
目に見えない紫外線が、60%も降り注いでいるんです。
光老化による肌の差が、曇りの日の紫外線対策で出てしまうといっても過言ではありません。
日焼けで肌が老化まとめ
以上、日焼けによる肌の老化についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
- 紫外線は蓄積型!浴びた瞬間に光老化の危険性は高まる
- 肌老化の原因の8割は、日焼けによる「光老化」
- 紫外線は「室内」にも侵入している
光老化による、肌への危険性をご紹介しました。
そのため、日光に関して、悪い側面ばかりをクローズアップすることになってしまいました。
健康面から考えれば、適度な日光浴というのは効果があります。
例えば
● 幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌をサポート
落ち込んだ気持ちをサポートさせて、うつの治療や予防に効果的と言われています。
● 免疫力をアップさせたり、疲労サポート効果のある「ビタミンD」の生成
太陽光を浴びることで、体内ではビタミンDが作られます。
このような健康的な効果が期待できるのは事実です。
しかし、大切なことがあります。
それは「日焼け対策」です!
日焼け止めなしで、太陽光にあたっては危険だということなんです。
紫外線の影響を、お肌がモロに受けてしまいます。
たった数分でも、無防備な肌に紫外線が当たると、肌はくすむと言われるほどです。
日焼けほど、確実に肌を老化させるものはありません。
シミを作り、弾力成分を壊すことでシワも作ります。
「嘘でしょ!?こんなところシミが・・・」
なんてことにならないように。
美肌を目指すのであれば、日焼け対策をして、光老化をしっかり予防しましょう。
紫外線を対策を強化して光老化を予防するためには、1日の中で紫外線がピークとなる時間帯を知っておく必要があります。
「【紫外線が多い時間帯とは?】紫外線量がピークとなる時間と月」の記事内で、紫外線量がもっとも多くなる時間帯や、夕方の何時になると紫外線が少なくなって安心できるのか?について詳しくご紹介しています。
光老化の原因となる日焼け対策するためにも、ぜひ参考にしてください。
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