日焼け止めSPF数値の本当の意味を知っていますか?
- SPF数値の本当の意味って?
- SPF値の高い日焼け止めを選べば良いワケではない!?
- 日焼け止めの正しい選び方を知りたい!
日焼け止めを選ぶときに、何を基準にして選んでいますか?
多くの人が「SPF」の数値を気にされていると思います。
SPFの数値が高いほど、優秀な日焼け止めという認識があるからでしょう。
しかし、「SPF数値が高い方が良い」という考えが、日焼け止め選びの落とし穴でもあるんです。
SPFの数値が高ければ良いというわけではないんですね。
SPFの本当の意味を知って、正しい日焼け止めの選び方をしましょう。
日焼け止めSPF数値の意味とは?
少し退屈な話になってしまいますが、
まずは、SPFに関して、基本的なことからおさらいをさせてください。
「SPF」とはサン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略です。
紫外線のB波(UV-B)を防ぐ力を数値化したもの。
● 紫外線B波(UV-B)とは
肌が赤くなって日焼けするのは、この紫外線B波の影響。
シミやソバカスの原因となる紫外線です。
SPFは、美肌にとって大敵な「シミ・そばかす・日焼け」を防止する指標となる数値といってもいいでしょう。
肌が紫外線を浴びてから、日焼けをしてしまうまでの時間を、どれだけ遅らせることができるのかを数値化したものです。
個人差がありますが、人が日焼けをするまでの時間は約20分と言われています。
「SPF20の日焼け止めなら、20分 × 20 = 400分」
つまり約6時間40分ほど、日焼けを遅らせることができるということです。
SPF数値の意味で、よくある勘違い
先ほどSPFに関して説明した「日焼けを遅らせる」というのが大切なキーワードです。
つまり日焼け止めは、紫外線を完全にカットできているというワケではないんです。
しかも、人は活動していれば汗をかきます。
最近は「汗に強い日焼け止め」が人気ですが、やはり肌から落ちてしまいます。
どれだけSPF値が高くても、紫外線を完璧にカットできていないという認識を持つことが大切です。
ましてや、汗で崩れてしまった状態では、所々に紫外線が入り込んできます。
SPF値の高い日焼け止めをつけている時ほど、油断してしまいがちなんです。
SPFの高い日焼け止めを選んでおけば安心ということではないんですね。
そこで、日焼け止めの効果をより高めるためのポイントをご紹介しますね。
SPF数値より重要!日焼け止めの効果を上げる3つのポイント
1.塗りムラのないように丁寧に
パパッと適当に付けてしまっては紫外線が入り込んでしまいます。
しっかりと伸ばして、ムラのないように丁寧に塗ってください。
2.重ね塗りをする
全体的に塗ったあとに、重ね塗りをすることをおすすめします。
一度だけの塗りだと、日焼け止めが薄く、十分な効果が得られないからです。
この二度目の重ね塗りをすることで、紫外線を大幅にカットすることができます。
3.こまめに塗り直す
SPF値の高い日焼け止めほど油断して、うっかり日焼けをしてしまうことが多いんです。
「今日は強力にガードしているから」といった気持ちで、塗り直しをサボってしまうんですね。
いくらSPF値が高くても、塗り直しをしないと効果は半減してしまいます。
理論上では半日以上は効果がもつといっても、実際の効果は半減してしまうことがあります。
夕方はつい油断してしまうので注意が必要です。
「【夕方の紫外線対策】実は日焼けするほど紫外線量が多い!」にも書きましが、夕日は日焼けをしやすい特徴があります。
夕方で日差しも弱まったし大丈夫!なんて思って、日焼け止めの塗り直しをしない方が多い!
この油断が、日焼けして肌の色を濃くしてしまっている原因なんです。
こまめな塗り直しの意識がとても大切ですよ。
日焼け止めの正しい選び方
「大は小を兼ねる」
といった言葉がありますよね。
日焼け止めも「SPFが高いものを選んでおけば、すべてOK!」
なんて、ことにはならないんです。
その理由が「肌への負担」
SPFの数値が高ければ、高いほど刺激が強く
肌への負担も大きくなります。
また、日焼け止めを落とすのも大変ですよね。
お肌に合わない日焼け止めを使って、肌が荒れてしまう方もいらっしゃるのでは。
紫外線をカットするために、強い成分を使うぶん、肌への負担は避けられないんですね。
日焼け止め選びで大切なことは
シチュエーションに合った、日焼け止めの数値を選ぶことです。
状況に適した、日焼け止めの正しい選び方
日常生活・軽い外出や買い物など
SPF20・PA++
屋外での軽いスポーツ・レジャー活動など
SPF30・PA+++
長時間日光に当たるとき・炎天下でのスポーツ・海水浴など
SPF50+・PA++++
SPFの数値が高い日焼け止めは、落とすとき肌への負担も大きくなります。
毎日の日常生活で使うのであれば
「SPF20~30・PA+~PA++」
の数値があれば、十分でしょう。
SPF数値の意味とはまとめ
以上、SPF数値の意味とは?について、正しい日焼け止めの選び方などもご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
- SPF数値とは日焼けをしてしまうまでの時間を、どれだけ遅らせることができるのかを数値化したもの
- 日焼け止めの効果を上げる3つのポイント「塗りムラのないように丁寧に・重ね塗りをする・こまめに塗り直す」
- 毎日の日常生活で使うのであれば「SPF20~30・PA+~PA++」
日焼け止めはSPF数値が高ければ、それで安心というわけではありません。
外出前の塗り方と、外出先での塗り直しが重要となります。
SPFが高く重い日焼け止めが苦手な方も多いでしょう。
それならば、SPFが低い軽めの日焼け止めを塗り直す方と効果的です。
SPFが高いか、低いかばかりを気にしすぎてはいけません。
自分に合った日焼け止めの選び方が重要なんです。
海やパカンスにいった時は、気分が高揚していてつい塗り直しを忘れてしまいます。
帰宅してから肌が赤くなっていた!なんて後悔のないように。
美肌を目指すのであれば、紫外線対策に関しては高い意識を持ちましょう。
いくら気をつけていても、うっかり日焼けをしてしまうことがありますよね。
また、日常生活で少しづつ日焼けをして、肌が濃くなってしまうことも。
そんな時は、
「【日焼け後のケアとは?】黒くならない美白*ケアの方法」の記事内で、日焼け肌のケアについて詳しくご紹介しています。
シミ対策や、肌を黒くしないためにも、日焼け後のケアを知っておくと役に立つことがあります。
徹底的に日焼け対策をしたい方は、良ければ参考にしてください。
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