乾燥肌のための入浴方法!入浴時間と入浴後のケアが大切です
- 全身乾燥肌で粉ふきが悩み・・・入浴方法が知りたい
- 乾燥肌は入浴時間はどれくらいが良いの?
- 入浴後の乾燥肌ケアの良い方法ってないかな?
全身乾燥肌はかゆみも出たり、粉ふいたりと見た目にもツラいですよね。
乾燥肌をケアするために色々な方法を試していると思います。
「でも、乾燥肌の原因が分からず、どうしたら良いか・・・」
こんな悩みをお持ちの方にぜひとも聞いてほしいことがあります。
お肌のために、お風呂を長い時間入る美容方法を実践されていたりしませんか?
もし、その長い入浴時間が、乾燥肌の原因だとしたら?
「えっ!?半身浴を毎日頑張っているのに…」
美容のために努力しているのは、とても素晴らしいことです。
けれど、その努力が実は逆効果だということが良くあるんですね。
特に入浴方法に関しては、間違った美容法が多いんです。
ズバリ言います。
長い入浴時間はお肌に悪いんです。
汗を流して老廃物を出すといったような話をよく聞きますよね。
この考えが全て間違いではありません。
発汗によって、毛穴の汚れは多少は落ちるかもしれない。
しかし、発汗に体内の毒素を出すなど大げさな効果はないんです。
汗の成分のほとんどは水です。
その中に体内の毒素は含まれていません。
汗を流すと、体の中の悪い物を出した!という気分にはなります。
しかし、あくまでも気分であって、実際の効果とは全く別の話なんです。
そして、長い入浴時間は乾燥肌にとってメリットよりもデメリット方が多いんです。
乾燥肌のための入浴方法をご紹介します。
乾燥肌のための3つの入浴方法
1.乾燥肌の方の入浴時間は「5分以内」
5分以上の入浴時間が全身乾燥肌を悪化させてしまうと言われています。
日本には昔から入浴の文化があります。
皆さんお風呂が大好きですよね。
温泉旅行が趣味な方も多いのではないでしょうか。
温泉成分によって、様々な病気を治療するという考えがあります。
天然のミネラルや薬効によって、体質がケアされるのも事実です。
疲労サポート効果やリラックス効果もありますよね。
しかし、乾燥肌に関して言えばおすすめできない。
乾燥肌にとって、長時間の入浴は好ましくないんです。
特に注意をしてほしい方。
それは、熱いお風呂が好きな人です。
普段、お風呂の温度はどれくらいに設定されていますか?
40度近くの熱いお風呂の方は注意が必要です。
温度の高い湯船に長くつかると、お肌の角質がふやけてしまいます。
そして、皮脂の大半もお肌から奪われてしまうんです。
全身を覆う皮脂は、肌を乾燥から守る天然のクリームです。
それを一気に失ってしまった肌はどうなってしまうでしょうか?
お風呂上がりに、急激な乾燥状態になってしまうんです。
乾燥肌をケアしたいのなら、5分以内の入浴習慣を試してください。
2.入浴時のゴシゴシ洗いが全身乾燥肌を悪化させる
皆さん、体を洗う時に何を使用していますか?
ブラシやナイロンのタオルなどを使っている人は注意が必要。
もし、ゴシゴシ洗いをしているのなら早急に止めてください!
「え?肌をキレイにすることって良いことでしょ?」
いいえ!
乾燥肌を悪化させてしまうのが、このゴシゴシ洗いなんです。
こすって身体を洗う方法は、お肌にとって逆効果。
その理由は、お風呂の時のお肌の状態にあります。
お風呂ではただでさえ、全身のお肌のバリア機能が落ちているんです。
皮脂は流され、ふやけた皮膚はとても弱い状態。
そんなお肌を、ナイロンタオルなどでこすったらどうなるか?
お肌の表面をヤスリにかけるようなものです。
肌は傷ついてボロボロになってしまいます。
「身体をこすってを洗わないと洗った気がしない!」
こんな方も多いとは思います。
そもそも、シャワーやお風呂につかるだけで、肌表面の汚れはかなり落ちています。
そして、古い角質も自然と洗い流されているんです。
強引にお肌をこすってまで、角質を削りおとす必要はないんですね。
シャワーや湯船の中で、手の平で優しく全身をなでてあげるだけで十分です。
アカスリエステなども流行っていますが、乾燥肌の方にはおすすめできません。
アカスリをしてもらった後は、確かに一皮むけてキレイな肌になったように感じます。
けれど、お肌にとって必要な皮脂や角質までもが、根こそぎ取り除かれてしまっている状態です。
お肌のバリア機能は、かなり落ちてしまいます。
見た目は一見キレイでも、皮膚はとても薄くなっています。
とても弱い皮膚が表面にあらわになっている状態なんです。
乾燥しやすいですし、紫外線のダメージをとても受け易い状態。
乾燥肌は悪化してしまうことになります。
乾燥肌を対策したいなら、手の平で優しく撫でるだけ。
そして、お風呂上がりには、保湿ケアを徹底して肌を保護してください。
3.入浴後の保湿ケアは必須!乾燥肌を放置してはいけない
入浴後に、こんな症状はありませんか?
- 肌のつっぱりを感じる
- かゆみがあって掻いてしまう
- 白い粉をふいてしまう
このような症状が出ていたら、お肌はかなり乾燥している証拠です。
しっかりと全身の保湿ケアをしてあげる必要があります。
浴室は蒸気によって肌が潤った感覚になってしまいます。
しかし、一度浴室から出ると、急激な乾燥が始まります。
全身に付いた水滴が蒸発すると、同時に肌表目の水分まで奪ってしまうんです。
入浴後は、お肌が一気に乾燥状態になってしまうんですね。
それを防ぐためにも、すぐにオイルやボディローションを塗ることを習慣にしてください。
タオルで水分を拭きとる時も注意が必要です。
ここでも肌をこすることは厳禁!
入浴後には、タオルでお肌を軽く押さえる程度に。
バスタオルは繊維が柔らかく、吸収率の良いものが好ましいです。
硬くて薄いタオルだと、水分を吸いにくいため拭きとらなければなりません。
すると、摩擦によって肌に負担がかかります。
入浴後すぐはお肌がふやけているので、摩擦によるダメージが大きいです。
タオルのやわらかさをキープするために、定期的に柔軟剤を使用するのもお勧めです。
タオルは擦るのではなく、軽く抑える!
これが乾燥肌を対策するタオルの使い方です。
入浴後の保湿ケアが、乾燥肌には必須項目です。
乾燥肌のための入浴方法まとめ
以上、乾燥肌のための入浴方法について、入浴時間・入浴後のケアをご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
- 入浴時間は「5分以内」
- 身体をゴシゴシこすって洗ってはいけない
- 入浴後に肌を放置してはいけない
「長時間の入浴は、美容に効果的!」
このようなイメージがありますよね。
半身浴なども、長時間我慢することでお肌に良いことをしているイメージです。
有名人などが一時期こぞって半身浴アピールをネット等でしたのも影響がありますね。
そのため、長時間の入浴が良いものだとされがちなんです。
長時間の入浴は美容のために努力をしているという満足感がありますよね。
実は、お肌には逆効果になることもあるのに。
汗を流したり、垢を落としたり。
お肌にとても良いことをしている気になってしまいます。
お風呂をササッと済ませてすぐに出てしまう・・・
すると、美容をサボってしまっている感覚になるのがいけないんですよね。
そこが思い込みです。
我慢することが美容につながるわけではありません。
もっと前向きな姿勢で楽しんでいいんです。
日本人のいけないところに我慢は美徳みたいなことがあります。
もっと自分勝手に美容を楽しみましょう。
「入浴が嫌い」
良いじゃないですか!
「シャワーでサッと終わらすだけ。」
良いじゃないですか!
乾燥することなく、お肌には良いバスタイムになっています。
もちろん汚れはしっかり落とさないといけませんが。
毎日シャワーを浴びているのなら、その日のよごれは落ちます。
軽く手で撫でてあげるだけで十分なんです。
正しい入浴方法で全身乾燥肌を対策!
粉ふきに悩まされない、美肌を目指しましょう!
乳液を活用した、乾燥肌の対策方法を知りたいという方は
「【顔の乾燥肌を対策するには?】乳液を活用した効果的な3つの乾燥対策」の記事内で、普段の乳液の使い方を工夫するだけの簡単な方法で乾燥肌を対策する防ぎ方をご紹介しています。
いくらスキンケアで保湿をしても、乾燥肌が対策できないという方は良ければ参考にしてみてください。
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